Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

3人に1人が重要視する経営施策「コンプライアンス」 - 民間調査

経営施策において「コンプライアンス」や「CSR」といったキーワードをより重要視する傾向が強まっていることがわかった。一方でそれらを支える体制づくりはまだ不十分のようだ。

NTTレゾナントと三菱総合研究所が運営するgooリサーチがビジネスモニターを対象に実施した調査「内部統制とIT組織」により判明したもの。経営上の重要キーワードとして「コンプライアンス」とした回答は33.0%で3位、CSRについても23.7%で4位となった。

いずれも前回2005年の調査より重要とする回答は増加しており、コンプライアンスについては、2位の「選択と集中」とわずか4.3ポイント差。また、昨年は2倍以上の差があった1位の「顧客満足/顧客志向(51.3%)」との差も大幅に縮小した。

一方、個人情報保護については、個人情報保護法の影響などが大きかった2005年に15.0%まで上昇したが、今回は8.5%と落ち着いている。今回より加わった「内部統制」については10.7%が重要と回答した。

ITガバナンスについては、有効に機能しているとした回答は13.2%にとどまった。整備段階とする27.6%や整備しても機能していないケースも16.6%と多い。また必要としつつも取り組み方がわからない回答は31.3%と目立った。責任者の不在も原因となっている可能性が高く、CIOがIT投資や管理を行っているケースは15.9%。CIOが不在であったり、言葉そのものがわからないケースが4分の3を占めた。

(Security NEXT - 2007/07/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能
認可保育所に無関係の副食費免除対象者情報を誤送信 - 青梅市
市内小学校で児童指導要録抄本が所在不明に - 川崎市
被災労働者の個人情報含むファイルをメール誤送信 - 労働基準監督署
ウェブサーバが迷惑メール送信の踏み台に - タカラベルモント
「JVN iPedia」登録、前四半期から4割減 - 累計20万件を突破
WP向けメールマーケティングプラグインにSQLi脆弱性
HashiCorpのGo言語向けライブラリ「go-getter」に脆弱性
Cisco、セキュリティアドバイザリ3件を公開 - 一部でPoCが公開済み
「Chrome 124」が公開 - セキュリティ関連で23件の修正