Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

JRE活用の政府機関20システムに脆弱性 - 対応が2008年にずれ込むケースも

脆弱性を含む旧バージョンの「Java Runtime Environment」が政府機関の電子申請システムなどで利用されていた問題で、内閣官房は利用状況をまとめた。

14省庁の33の公開システムにおいてJREを利用されていたが、今回の調査で脆弱性を含んだJREを利用していたシステムは20システムに上ることがわかった。サービス停止中となっている1システム以外の32のシステムでは、注意喚起などを実施しているという。

現在、1システムが更新済みで、残りの更新する必要があるシステムについてもすべて対応を予定しており、2システムが7月20日、6システムについては8月中に更新される見込みだ。しかしながら、更新予定が2007年度中としているものや、法務省や財務省、文部科学省、厚労省、国土交通省の6システムなど対応が2008年度にずれ込むケースもある。

(Security NEXT - 2007/07/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能
LINEヤフーに再度行政指導 - 報告受けるも対応や計画不十分
AIシステムの安全な実装運用に向けたガイダンスを公開 - 米政府ら
「PAN-OS」脆弱性の詳細や悪用コードが公開済み - 攻撃拡大のおそれ
まもなくGW - 長期休暇に備えてセキュリティ対策の再確認を
2024年1Qのセキュ相談、「サポート詐欺」「不正ログイン」が過去最多
人事情報の不正閲覧で職員2人を処分、以前から漏洩のうわさ - 筑前町