Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

事故増加受けIPネットワークの安全性確保に向け対策案 - 総務省

総務省は、IPネットワークの拡大や事故の発生を受け、安全性や信頼性について検討、対策案を取りまとめた。

ブロードバンド化により、IP電話利用者が2006年末で1400万弱に達するなど、IPネットワークへの移行が加速する一方、人為的ミスやソフトウェアの不具合などによる通信障害などの事故件数が増加。2005年度では14件の重大事故をはじめ、事故が70件に達するなど増加しており、2006年8月から情報通信審議会のIPネットワーク設備委員会が検討していた。

全国1950万の利用者に影響が出た携帯電話のIP接続による問題ケースや、IP電話86万回線において12時間以上にわたって不具合が出た事故など、IP化の拡大により、規模の拡大や長時間にわたる傾向なども踏まえ、今回の対策案では、組織体制やネットワーク管理、設備といった面から対策を検討、ふくそうや情報漏洩、サイバー攻撃なども踏まえた運用やセキュリティ体制について盛り込んだ。

同省では、対策案に対する意見募集を受付は5月18日まで実施しており、結果を踏まえた上で5月中に報告を取りまとめる方針。

(Security NEXT - 2007/04/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

フィッシング攻撃支援サブスクの関係者を一斉検挙 - 利用者は約1万人
iOS向けLINEアプリの「金融系モジュール」に脆弱性 - アップデートで修正済み
能登半島地震被災地域の登録セキスペ、登録更新申請期限迫る
添付ファイルと宛先の確認不足が重なる誤送信が発生 - 大塚商会
福岡飲食店のECサイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性
WP向け操作ログ記録プラグインにSQLi脆弱性 - パッチ未提供
グリコでシステム障害、冷蔵食品を出荷停止 - 再開は5月中旬予定
2024年1Qの脆弱性届け出は243件 - 前四半期比約2割減
教員や学生宛てのメールで個人情報含むファイルを誤添付 - 山口大
「Node.js」向けMySQLクライアントにRCE脆弱性