Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

大分銀行で顧客情報17万5195件の紛失が判明 - 本支店や業務委託先で誤廃棄か

大分銀行は、本店を含む7店舗と業務委託先である関連会社の大銀ビジネスサービスにおいて顧客情報17万5195件を紛失したと発表した。

紛失したのは、顧客情報を記載したロール上の用紙「ATMジャーナル」。カナ氏名や銀行コード、支店コード、科目、口座番号、取引金額など個人情報が記載されている。

3月1日に大銀ビジネスサービスにおける紛失が判明。監視カメラの映像などから2月27日に委託会社従業員が他のゴミと一緒に持ち帰ったことが明らかとなり、その後誤廃棄したことがわかったという。

さらに同行は事故を受け、同様の事故がないか調査を実施したところ、7本支店においてもATMジャーナルの所在がわからなくなっていることが判明。同行では、不正利用の被害といった連絡もなく、誤廃棄の可能性が高いと結論付けている。

今回一連の事故で紛失した個人情報は合計17万5195件にのぼり、同行では関連する顧客に対して個別に文書で事情を説明、謝罪するという。また、行内の文書を本部で集中管理するなど再発防止策を実施するほか、関係者に対する処分を実施する予定。

(Security NEXT - 2007/03/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

Windows環境下の複数開発言語に脆弱性「BatBadBut」が判明
「PHP」に複数の脆弱性 - セキュリティアップデートで修正
AIシステムの安全な実装運用に向けたガイダンスを公開 - 米政府ら
検索用目録と誤って個人情報含むファイルを誤公開 - 新潟県
印刷に利用した患者情報含む私物USBメモリが所在不明に - 愛知県
「GitLab」にセキュリティアップデート - 脆弱性4件を解消
メールサーバがフィッシングメールの踏み台に - 広済堂HD子会社
従業員が退職時に顧客情報を持出、転職先で使用 - プルデンシャル生命
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「XenServer」「Citrix Hypervisor」に脆弱性 - 情報流出やDoS攻撃のおそれ