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産総研と筑波大が10Gbpsで動作するIPSを開発 - FPGAを応用

産業技術総合研究所と筑波大学は、10Gbpsの通信速度に対応する侵入防御装置の試作に成功と発表した。

筑波大学の研究をもとに書き換え可能なLSIチップ「FPGA」を用いたハードウェアを産総研で試作。1200種類の検知ルールを設けて10Gbpsの速度で実験したところ、遅延なく動作することを確認したという。次世代の百Gbpsにも対応するという。

産総研は今回の実験にあたり、東京都立産業技術研究センターやデュアキシズ、ビッツと擬似的な侵入や攻撃を含んだ通信データを10Gbpsの速度で送信するネットワーク模擬攻撃装置を開発している。

産総研では、2006年11月にFPGAを用いてウイルスチェックを10Gbpsの速度で対応行えるシステムを開発、発表している。

(Security NEXT - 2007/02/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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