Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

MS、月例セキュリティ更新プログラムを公開 - Mac版Office向けパッチも

マイクロソフトは、月例セキュリティ更新プログラムの配布を開始した。今月は緊急が3件、重要が1件となっている。

深刻度が緊急とされているのは、WindowsのVector Markup Languageに関する脆弱性のほか、Excel、Outlookに関するもので、いずれも脆弱性を悪用されると外部からコードを実行されるおそれがある。

Vector Markup Languageの脆弱性は、ベータ版として公開されているWindows Vista RC1にも影響があり、同社ではWindows Updateで対策ソフトを配布する。Windows Vistaの正式版には同脆弱性の影響はないという。また、Excelの脆弱性はWindows版Officeだけでなく、「Microsoft Office 2004 for Mac」「Microsoft Office v. X for Mac」にも影響がある。

深刻度が重要とされたのは、Microsoft Office 2003におけるポルトガル語の文章校正プログラムの脆弱性。同様にリモートでコードが実行される可能性がある。

当初、マイクロソフトは8件のプログラムについて公開を計画していたが、一部がテスト段階で問題が見つかり、6日に4件へ変更していた。

2007年1月のセキュリティ情報
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms07-jan.mspx

関連記事:Excel 2000向けセキュリティパッチに不具合 - MSが原因を調査中
http://www.security-next.com/005259.html

マイクロソフト
http://www.microsoft.com/japan/

(Security NEXT - 2007/01/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
メールの誤送信で学生のメアドが流出 - 都住宅供給公社
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「サポート詐欺」で1000万円の被害 - ネット銀を遠隔操作
狂犬病予防接種会場で強風により申請書が飛散 - 京丹後市
開示したNPO法人事業報告書で墨塗り漏れが判明 - 山口県
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能
LINEヤフーに再度行政指導 - 報告受けるも対応や計画不十分