Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

JR西の顧客情報流出、さらに1360名判明 - 会員43万人分流出の可能性

昨年12月に発覚したJR西日本が運営する「JR西日本ジパング倶楽部」の会員情報が流出した問題で、JR西日本は、さらに1360名分の流出を確認したと発表した。同社では、会員43万6967名の情報が流出している可能性もあるとしている。

あらたに流出が確認されたのは、高齢者向けに割引などのサービスを提供する「JR西日本ジパング倶楽部」の会員情報1360名分。氏名、住所、電話番号、生年月日などが含まれている。2006年1月下旬から2月にかけて、会員から不審なセールスの電話があったという報告が数件寄せられ、調査を行った結果判明した。

今回、セールス会社へ渡ったと見られる情報は、前回同様2003年8月29日時点のものだが、前回流出した情報には一部含まれないデータがあり、同社では会員43万6967名全ての情報が流出している可能性も考えられるとしている。

同社では、流出の可能性がある会員に対し事実報告と謝罪をするとともに、不審な電話やセールスなどへの注意喚起を行っている。また今後も調査を続行して、流出した会員情報の回収に努めるとしている。

(Security NEXT - 2006/03/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

WordPress向けプラグイン「InstaWP Connect」に脆弱性
Windows環境下の複数開発言語に脆弱性「BatBadBut」が判明
LINEヤフーに再度行政指導 - 報告受けるも対応や計画不十分
「Microsoft Edge」にアップデート - 「Chromium」の脆弱性修正を反映
小学校で保護者や教職員の口座番号含むUSBメモリを紛失 - 東村山市
従業員メルアカに不正アクセス、スパム踏み台に - 組込機器メーカー
「PHP」に複数の脆弱性 - セキュリティアップデートで修正
AIシステムの安全な実装運用に向けたガイダンスを公開 - 米政府ら
検索用目録と誤って個人情報含むファイルを誤公開 - 新潟県
印刷に利用した患者情報含む私物USBメモリが所在不明に - 愛知県