Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

カカクコム、不正アクセスによりサイトを一時閉鎖 - メールアドレスの流出も

カカクコムは、5月11日、同社が運営するサイトが不正アクセスを受け、メールアドレスが閲覧されたと発表した。14日よりセキュリティ対策を施すためサイトを一時閉鎖している。

同社によれば、何者かが不正アクセスによりプログラムを改ざんし、同サイトを閲覧したユーザーに無差別にウイルスソフトを送りつけたという。判明しているウィルスは「trojandownloader.small.AAO」および「PSW.Delf.FZ」の2種類で、アンチウイルスソフト「NOD32」にて対処できる。その他ウイルスベンダー各社にも対応を確認中だという。

また今回の不正アクセスにより、同社が保有するメールアドレスが閲覧された形跡が見つかった。詳細は調査中だとしながらも、アドレス以外の個人情報が閲覧された形跡はないとしている。同社では、事件発覚後ただちにセキュリティ委員会を設置し、各種専門家の協力を得て、原因究明と再発防止に向けて調査を実施しており、復旧時期は1週間後の予定だとしている。

(Security NEXT - 2005/05/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

メール誤送信で横断幕掲示応募者のメアド流出 - 飯塚オートレース場
WordPress向けプラグイン「InstaWP Connect」に脆弱性
Windows環境下の複数開発言語に脆弱性「BatBadBut」が判明
LINEヤフーに再度行政指導 - 報告受けるも対応や計画不十分
「Microsoft Edge」にアップデート - 「Chromium」の脆弱性修正を反映
小学校で保護者や教職員の口座番号含むUSBメモリを紛失 - 東村山市
従業員メルアカに不正アクセス、スパム踏み台に - 組込機器メーカー
「PHP」に複数の脆弱性 - セキュリティアップデートで修正
AIシステムの安全な実装運用に向けたガイダンスを公開 - 米政府ら
検索用目録と誤って個人情報含むファイルを誤公開 - 新潟県