Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

調査の結果内部犯行による漏洩と判明 - 阪急交通社

阪急交通社は、6月2日に発覚した顧客情報流出事件に関する調査結果と、再発防止策を発表した。

同社では事件発覚後、社長を本部長とする対策本部を設置して調査を開始した。その結果、流出が認められたのは62万5300名分の個人情報であることが判明。これはおもに、2002年10月から2004年1月までの間に出発した、同社東日本営業本部主催の国内および海外旅行の参加者であることも明らかになった。

流出経路は、同社社員の内部犯行であったことも明らかにした。調査結果によれば、同社員がデータベースソフトよりデータを抽出、インターネットを介して名簿業者へ売却していたという。

同社では、コンピュータルームへの入室を制限したり、閲覧可能な個人情報の項目を絞り込むなど、10項目の再発防止策を実施するとしている。また、本件に関する専用担当窓口を設置するとともに、心当たりのない請求書が届いても支払いに応じないよう、注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2004/08/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
メールの誤送信で学生のメアドが流出 - 都住宅供給公社
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「サポート詐欺」で1000万円の被害 - ネット銀を遠隔操作
狂犬病予防接種会場で強風により申請書が飛散 - 京丹後市
開示したNPO法人事業報告書で墨塗り漏れが判明 - 山口県
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能
LINEヤフーに再度行政指導 - 報告受けるも対応や計画不十分