Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

IPA、ウイルスと不正アクセスの届け出状況を発表、大幅に増加し過去最悪

情報処理推進機構(IPA)は、2004年3月のコンピュータウイルス、および不正アクセスの届出状況を発表した。

発表によれば、3月の届出件数は4012件。2月の1733件を大幅に上回り、過去最悪となった。今回の発表において、「W32/Netskyウイルス」が1795件と目立っており、続いてW32/Mydoom 479件、W32/Klez 346件となっている。

「Netsky.Q」は、メールの添付ファイルを介して感染が拡大する。パソコン内に存在するアドレスへウイルスメールを送信するほか、特定サイトへのDoS攻撃するといった症状を示す。

今回は、「最新版のワクチンソフトを利用していたにもかかわらず感染した」との報告が多数寄せられており、ワクチンソフト導入を過信せず身に覚えのないメールは開かずに削除するようIPAでは訴えている。

3月の不正アクセスに関しても、57件と2月の37件から大幅に増加。被害届出件数は8件(侵入7件、メール不正中継1件)。

(Security NEXT - 2004/04/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
「PAN-OS」脆弱性の詳細や悪用コードが公開済み - 攻撃拡大のおそれ
Oracle、「Java SE」に関する脆弱性13件を修正
Oracle、四半期定例パッチを公開 - のべ441件の脆弱性に対応
メール誤送信で横断幕掲示応募者のメアド流出 - 飯塚オートレース場
WordPress向けプラグイン「InstaWP Connect」に脆弱性
Windows環境下の複数開発言語に脆弱性「BatBadBut」が判明
LINEヤフーに再度行政指導 - 報告受けるも対応や計画不十分
「Microsoft Edge」にアップデート - 「Chromium」の脆弱性修正を反映
小学校で保護者や教職員の口座番号含むUSBメモリを紛失 - 東村山市